よよぱちの今日から始める米国株投資

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米国株を中心に投資をしつつ副業ブーストで資産形成を目論むブログ

【リアルおつり投資】小銭が資産運用の強い味方になるかも?

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未だに現金決済が根強い日本では、おつりの小銭が財布を圧迫することも少なくありません。小銭も立派な資産であることに変わりはないのですが、どうしても「どうでもいいお金」として扱ってしまいがちです。

 

小銭が鬱陶しいからと余計な買い物をしたり、募金箱に突っ込んだり、ゲームセンターで軽く使ってしまった経験は誰でも1度はあると思います。そんな小銭を投資資金として活用するというのはとても素晴らしいと思いませんか?

 

このたび、金融庁の支援のもと、【おつり投入ボックス】を店舗に設置することで、あぶれた小銭をそのまま投資することができる「リアルおつり投資プロジェクト」の実証実験が始まりました。

 

 

手順は小銭を入れるだけ

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事前に資産運用アプリ「トラノコ」の口座開設をしておく必要があります。買い物をしておつりが出たら、店舗にあるおつり投入ボックスにスマホをかざし、QRコードを用いて認証を行います。

 

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認証が終わったら、あとは小銭をジャラジャラと機械に流し込むだけで運用残高に加算されるというわけです。とっても簡単ですね。

 

リアルおつり投資の魅力

要らない小銭を有効活用できる。これに尽きます。

 

おつり投資というサービス自体は以前からあって、電子マネーやクレジットカードで買い物した時に「おつりが出たと見なして」差額を投資するという形を取っています。

例えば、120円の商品を電子マネーで購入したら、80円のおつりが出たと見なして運用残高に加えるといった感じです。

 

正直なところ、こんな形で積立投資をするくらいならロボアドなりつみたてNISAでもやったほうがマシです。買い付ける額もタイミングも不透明で非効率極まりないからです。

 

しかし、リアルおつり投資となれば事情は全く違います。無くなっても頓着しないような小銭を有意義に使うことができるし、財布も軽くなるのでメリットしかありません。

 

損失が出たところで原資は小銭のためダメージは少なく、逆に増えればとっても嬉しいという点も非常にグッドです。投資に興味を持つきっかけにもなりますね。

要らないもの・邪魔なものを有効活用する。という着眼点は本当に素晴らしいと思います。

 

実証実験の致命的欠陥

ここまでリアルおつり投資の魅力を語ってきましたが、この実証実験には致命的な欠陥があります。それは・・・

 

トラノコは少額投資で利益を出せないことです。

 

そもそもこのトラノコ、月額300円もかかります。信託報酬は0.3%となっており、米国株に詳しい読者の皆様なら、この水準が高いか低いかはお分かりかと思います。

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出金手数料300円は良いとして、監査手数料も乗っかってくると利益を出すのは相当厳しいです。最初の3か月は月額料金無料!と謳っていますが、そもそも取るなと言いたいですね。

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年利3%で運用できたとして、月額手数料の合計3,600円を賄うためには年12万のおつりが必要です。それでも信託報酬と監査費用分はマイナスになってしまいます。

 

リアルおつり投資のメリットは邪魔な小銭を投資に回せることです。よよぱちは1円~50円までは許せても、100円と500円は財布に入れておきたいです。しかし、それだと絶対に手数料負けしてしまいます。

 

せっかく素晴らしい実証実験なのに、提供されるサービスが致命的に合っていないので台無しです。残念。

 

今後の展望

コンセプト自体は素晴らしいので、後は月額手数料のかからないアプリと提携するか、トラノコが生まれ変わってくれることに期待しましょう。

一般に普及して運用額が増えれば、信託報酬だけでもサービスを提供できるようになるはずです。

 

そのためには投資を身近に感じられる環境が必要ですが、そもそもそれを実現するためのリアルおつり投資なわけで・・・うーん。難しい問題ですね。

運用益に見合わない月額料金制を撤廃して、身近にたくさんの端末を配置できるかどうかが普及のカギを握るでしょう。