よよぱちの今日から始める米国株投資

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米国株を中心に投資をしつつ副業ブーストで資産形成を目論むブログ

【VIS】は資本財セクタに分散投資ができるETF!貿易摩擦の影響は限定的と見るべき理由

VIS(米国資本財・サービス・セクターETF)は、企業向け大型機械の製造・販売を手掛ける企業に分散投資ができるETFです。資本財とは、投資することで将来もっと大きな利益を生み出してくれる設備のことです。

 

機械の部品を作る工作機械や、板金・溶接・塗装を行う生産設備等がこれに当たります。輸送用のトラックや船舶、飛行機なども含まれます。

確定申告に慣れている人なら”減価償却”する設備と考えればわかりやすいですかね?

 

技術大国の主要輸出品であり、技術とノウハウがある国にしか扱えない商品です。輸出国に高い利益もたらしますが、輸入国にとっては貿易赤字の原因になるため、関税の標的となりやすいです。貿易摩擦で自動車の関税が争われることからもわかる通り、ある程度の政治的リスクがあるセクタと言えます。

 

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中国・EUを相手取った貿易摩擦の影響で年初来リターンはマイナスです。好況時にはグングン成績を伸ばしていますが、政治的リスクにより受注減少の懸念が広がるとガクッとパフォーマンスが落ちてしまいます。

 

とは言え、生産国の技術の粋を集めて作られている資本財は、そう簡単に他国で代替できるものではありません。他から取り寄せられない以上、そのうち受注が再開されるのは明白ですので、個別株も含めて含み損のある投資家も過剰な心配はいりません。

 

上位銘柄を見てみましょう。

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ボーイングは言わずと知れた世界最大の航空機メーカーです。先進国から新興国まで幅広く事業を展開しており、ボーイング社の飛行機は今日も世界中を飛び回っています。

旅行者の増加で航空機需要も高まりを見せており、燃費の良い航空機の開発を積極的に行っています。燃料費の高騰や航空機の事故、貿易摩擦の懸念が広がると過剰に売られやすい傾向があります。

 

ゼネラル・エレクトリック社は医療機器・電力・航空機エンジン・ソフトウェア開発はど、多様な事業を展開する多国籍企業です。業績の低迷が深刻で、2018年6月にNYダウから除外されてしまいました。

不採算部門の切り離しが急がれる中、主要事業である電力部門も損失を計上しています。2018年10月、新たにCEOに就任したカルプ氏はとうとう減配に踏み切り、投資家の失望を買って株価は急落しています。

 

スリーエムは電気・医療機器・事務用品や工業用品等の製造・販売を行う複合企業です。NYダウ採用銘柄であり、59年連続増配を記録しています。ブランド戦略が功を奏し世界中で支持される反面、近年のドル高が業績に影を落とすのではと懸念されています。

 

ユニオンパシフィックは米国最大の鉄道会社です。アメリカ西部の3分の2にあたる23州を結ぶ鉄道網を有しており、広大な国土のサプライチェーンを支える重要な企業です。歴史は古く、ダウ輸送株平均が生まれた1884年から現在まで構成銘柄に選ばれている唯一の企業でもあります。

 

ハネウェルは航空機・石油ガス・セキュリティシステム(監視カメラ)等の製造・販売を行っている企業です。製品が独自にインターネットと情報通信を行うIoTシステムの開発に意欲的で、リアルタイムに気象データを取得できる航空機システムの開発を進めています。

 

チャートは以下の通り(10年チャート)

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2016年6月 株価103.24 分配金0.484ドル

2017年6月 株価130.56 分配金0.532ドル

2018年6月 株価135.81 分配金0.557ドル

 

貿易摩擦の影響で一時的に下げましたが、反発しています。様々な事業を手掛ける複合企業が多いことから、1つの懸念材料だけで企業全体の収益が悪化することが少ないことがプラスに働いていると思います。

 

冒頭の繰り返しになりますが、技術はそう簡単に自国で開発したり、同水準のものを他国から調達することはできません。自国でボーイング以上の航空機を開発できないなら、コストが上がろうが買い付けるしかないわけです。

 

信託報酬0.1%に対して利回りは2%を切っています。値上がり益狙いの中長期保有を前提とした積立投資がおすすめです。