よよぱちの今日から始める米国株投資

よよぱちの今日から始める米国株投資

投資を勉強して、経済を学んで、時代の流れについていく!得意分野は確定申告。

iDeCoから見る日本の闇

先日iDeCoの通知が届き、楽天VTIを積み立て始めました。よよぱちです。

 

iDeCoの制度は有意義です。投資初心者でも手軽に始められるし、限定された商品を積み立てるだけなので相場とにらめっこする必要がないのも好ポイント。

 

さらにVTIが対象に加わり、やるしかない!と申し込みまで済ませた訳ですが、どうしても腑に落ちないことがひとつあります。

 

なんで職業によって積立上限額が違うんですか?

 

意外と誰も指摘していないポイントですが、ずっと疑問に思っていました。

 

iDeCoの積立上限額は自営業者や無職・公務員・会社員・被扶養者それぞれで積み立てられる金額が異なっており、最も積立額の低い公務員は自営業者の5分の1以下の積立額となります。

f:id:yoyopachi:20180717203616j:plain

ETFの強みは複利効果です。それを最大限に活かすには、なるべく多くの元本が必要です。積立額を制限するということは、利益が制限されることに他なりません。

 

検証は簡単にできます。楽天証券の節税シミュレーションに条件を入力するだけです。

40歳から60歳まで20年間積み立てをして、年利3%の条件で見てみると・・・

 

f:id:yoyopachi:20180717212200j:plain

自営業(月額68,000円積立)

 

f:id:yoyopachi:20180717212431j:plain

会社員や被扶養者(月額23,000円積立)

f:id:yoyopachi:20180717212607j:plain

企業型確定拠出年金がある会社員(月額20,000円積立)

f:id:yoyopachi:20180717212713j:plain

公務員(月額12,000円積立)

 

いかがでしょうか。自営業の運用益は会社員の約3倍、公務員の約6倍に上ります。

グラフにまとめると一目瞭然です。自営業が如何に有利であるかがわかります。

f:id:yoyopachi:20180717225528j:plain


積立期間は最長40年ですから、年数を重ねるほど乖離は大きくなっていきます。社会保険料控除による節税効果も同様です。

 

積立額を制限すること自体をよよぱちは否定しません。

iDeCoは途中で掛け金を引き出すことが出来ないため、資産規模に見合わない積み立てを防ぐために一定の限度額を設けること自体は賛成です。

 

ただ、それを職業で区切るのは絶対におかしいです。積み立てたいのに出来ない。得られる利益が得られないという制度設計はいかがなものでしょうか。

 

早い話が、国はiDeCoで儲けられると困るわけです。利益分が非課税になるということは、国としては税金を取りっぱぐれることになります。

 

だから、安定した収入のある会社員や公務員の上限額を低くして、収入の安定しない自営業者の上限額を高くする訳です。

自営業者は国保加入者が多いので、上がり続ける保険料への言い訳もあるかもしれません。

 

 

制度を作って言い訳をしつつ、取りっぱぐれは許さない。iDeCoは大変便利ですが、仄暗いものを感じます。